ボビー・マクファーリン。

(2008年05月04日の日記より転載)


ボビー・マクファーリンという人がいる。

 日本では、口笛と「一人アカペラ」が印象的な「Don't Worry, Be Happy」が有名(元気が出るTV、勇気を出して初めての告白…懐かしいね、どうも)だけど、とにかく彼の武器は、「声」。いや声のみならず体中から発する「音」を駆使して、いろんな世界を表現する「音の魔術師」。

 日本では上記の曲ぐらいしか馴染みがないんだけど、ヨー・ヨー・マと共演したり、自らオーケストラを指揮しながら「G線上のアリア」を歌ったりと、神掛かったパーフォーマンスで、海外では絶大な人気を誇るエラい人。

 その昔、「The Voice」という彼のアルバムがお気に入りで聴いてたんだけど、その中の「Blackbird」というビートルズのカバーの動画をたまたま見つけてあらためて驚いた。

 Blackbird by Bobby McFerrin

 高音と低音をかわるがわる一人でやっちゃう、アカペラなのにエコーもかけちゃう、という神業。ビートルズのオリジナルがあってこそ光るカバーなんだろうけど、目をつぶればBlackbird(つぐみ)が夜の闇間を飛んでいくのが思い浮かぶような秀逸アレンジ。

Voice

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